2011年04月09日

07 ラスボス(宮川1◆103本目)

水位:2.35→2.39m(大沢野大橋:参考値)※Max2.56m(20:00) 気温:7.8℃(河合)
天気:曇り時々雨 区間:万年橋〜加賀澤橋(約x.xkm) 所要時間:約1.5h
メンバー:コージさん、カズトさん、会長、モリ君、ブッシュ


 早朝6時半、富山駅に到着。
 新宿から、夜行バスでやってきました。70リットルのバカでかいザックを背負い、片手に230cmのパドルを握りしめ新宿界隈を練り歩くという罰ゲームのような行為を乗り越え、やってきました。

 富山駅周辺は、小雨が降りしきり、肌寒い。雨宿りしながら2時間弱を過ごした後、高山本線に乗って、猪谷駅というところで下車。

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 誰もいないので、駅から少し歩いて坂道を下りてみると、大きな川にぶつかりました。こんな山中にもかかわらず、膨大な水量を湛えていました。

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 再び駅に戻って、しばらくしてやって来た漆黒のデリカにザックを積み込み、上流部へ移動。川が二又に分かれる地点で停車しました。神通川と呼ばれていた川の右岸側が高原川、左岸側が宮川という名前に変わる境目になります。富山県と岐阜県の県境でもあります。

 先客が3名いました。世界のモリ君と、コージさん、カズト君。コージさんとカズト君とは初めてなので、互いに自己紹介を済ませた後、左岸側の河川、宮川の上流部に向かってクルマを走らせました。

 そう、今日はあの宮川にチャレンジしに来たのです。無謀にも…。

 宮川は、岐阜県高山市の川上(かおれ)岳(標高1,626m)を水源とし、川上川、大八賀川、小鳥川などを合わせ北流し、岐阜・富山県境で高原川を合わせ、神通川と名を変え、神通峡を流下し、井田川、熊野川などを合わせて日本海に注ぐ、幹川流路延長120km、流域面積2,720kuの一級河川です。

 デリカの主、マサゴン会長から非公式にオファーがあったのは3月下旬でした。
 小歩危をラスボスとするなら、宮川は追加ダンジョンの裏ボス、真ラスボスで、レベルを上げまくってようやく挑戦権を得られるようなイメージで捉えていました。今の自分のレベルは? と考えてみると、まだまだ厳しいやろなと。ましてや、ラナと一緒に下るのは絶対ムリでしょう。

 ということで、いずれ制覇したい目標の川でありつつも、怖すぎるので気乗りしなかったんですが、当時は大沢野大橋観測所水位(※高原川出合よりさらに下流側に位置しており、その間には長棟川が流入し、神一ダム〜神三ダムも乱立しているため、宮川の水量を正確に反映しているかどうかは不明。参考程度にしか使えないそうです)の値は1.6m程度でかなりの渇水らしい。
 ゲームの世界と異なるのは、ラスボスの強さが水量によって大きく変わることで、最弱の時であれば挑戦できるかなと思い、参加することにしました。ラナは関西なのでいないけど、川が川だけに、少なくとも初回はラナ抜きのほうがむしろ都合がいい。

 ところがところが、今週に入って暖かい日が続いたせいか、日に日に水位が上昇。そしてとどめと言わんばかりに昨日の金曜日にまとまった雨が降ったようで、1.6mだった数値は、2.3mを越えてしまいました。
 とりあえず来てみたはいいものの、これは、相当ヤバいんとちゃうん…?

 「これ、どうなんです? あかんでしょ?」
 「いや、実際見たら、前回(2.12〜2.19m)より少ないんちゃう? なあブッシュ?」
 「そうですね〜」
 「えー、マジっすか〜」

 モリ君はただ一人、「前回よりかなり多いですよッ」と主張していましたが、NKCの二人は「まあ、モリ君のいうことやしな」と重きをおいていない様子。信用低すぎます。過去に何かあったんでしょうか。

 結局、自分の目で見て判断するしかないのですが、川沿いの車道はトンネルブチ抜きで、川の様子をなかなか窺い知ることができません。唯一、中継地点の加賀澤橋から確認できる程度です。なお、川からの高さは30m以上はありそうです。

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 雪代に雨が混じり、黒い濁流と化しています。
 橋の下流側。高山本線の鉄橋が並行しています。

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 橋の上流側。この先はロックガーデンと呼ばれる核心地帯があるそうです。

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 ホンマに前回より少ないんか、かなり疑わしい。しかし、まあ、「うまく回避しながら下れれば何とかなるかもしれない」と思いました。
 この見立ては、思いっきり間違っていたのですが…。

 出した結論は、「チャレンジするけど、後半の核心地帯は辞退。中継地点の加賀澤橋でテイクアウトする」というものでした。ということで、回送では中継点のこの場所にも1台、クルマを置いてもらいました。

 万年橋の上流側からプットイン。出発は11時ごろになりました。

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 カヤック軍団はソリのように坂道を滑り落ちてエントリー。当然のように全員クリークボートです。ダッキーは私一人。



 しとしと降り続いていた雨はいつのまにか止んでいましたが、心模様を映し出したかのように深い霧に覆われたまま。
 暗雲、濃霧、濁流、残雪、枯木…。明るい言葉が見つかりません。

 そして、最初の瀬でいきなり事件は起こりました。
 しょっぱなのウェーブを越える際にバン! という破裂音。昨年末から何度も聞いているので、もはや聞き慣れた音になっていました。
 バースト。水圧に耐えられなかったようで、右サイドのアウターチューブ中央付近の縫い糸が10センチほど弾け飛んでしまいました。怖いのは連爆して裂け目が広がることですが、この深い霧と凍れるほど冷たい雪溶け水が幸いして、ポンピングした当初よりもボートが若干ベコっているため、即座に被害が拡大するということはなさそうでした。
 しかし、次はないでしょう。荷物を極限まで減らすために修理キットは陸上に残してきてしまいましたので。ベストコンディションでさえ不安極まりないのに、なんと厄介な…。

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ニックネーム ラナ父 at 05:50| Comment(4) | 東海>飛騨宮川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする