2011年12月23日

30 ラナ、齢9にして小歩危を完漕す(吉野川6)

水位:0.21m→0.23m(豊永)
水量:0t(早明浦ダム放流量),32t(池田ダム流入量)
気温:5℃(池田) 天気:曇り時々晴れ 区間:歩危茶屋〜川口(x.xkm)
メンバー:にこちゃん [回送]後輩1号、川太郎&川次郎

 9月末以来、一度も漕いでない。こんなことは、ラナと漕ぎ始めて以来、初めての経験ではないかと。

 仕事のストレスを雲散霧消させるために、こういう時こそむしろ積極的に出るべきなんですが、川に向かう元気がどうしても湧いてこない。かつて経験したことのない「仕事の瀬」にぶつかってました。それも、険悪なキーパーホール。早々に撃沈、身一つで流されてしまい、ガラス製のハートは粉々に打ち砕かれてしまいました。同時に、川への意欲も灰と化してしまったようです。ホールから息も絶え絶えになって吐き出されたかと思えば、下流にあるまた別のホールに巻かれ続け、終わりなき核心部を翻弄され続けるといった生活が約3ヶ月。ふと気が付けば、いつの間にやら年の瀬でした。
 ホール間の小休止中にセロテープで補修され、一応の機能を取り戻したハートで考える。このまま終わりを迎えてよいものかと。
 否。多少ムリしてでも漕ぎたい。灰の中、僅かに残されていた熾きの破片が輝きを増したような気がしました。

 夜行バスで24時に川崎発、7時に大阪着。JRで三田駅まで移動。川道具一式をエクストレイルに積み込んで、三田を9時半に発ち、歩危茶屋に12時50分に到着しました。
 目的地は、今年最も魅せられた川。四国三郎吉野川です。

 3ヶ月ぶりの川。これだけ間隔が開くと、漕ぎ方なんてもう、遥か忘却の彼方です。にもかかわらず、復帰戦の相手は、渇水期とはいえあの小歩危。リハビリなんて、完全無視。しかも、不遜にももう一つ狙っているものがありました。「ラナと小歩危を下りきること」。水量の多い夏季は、大滝手前までが限界でした。5年前のGWにも挑戦したことがありましたが、曲戸の瀬はポーテージしています。今回は、奈落も一緒に落ちて、コンプリートしたいと考えていました。
 あの時3歳だったラナも、先月で9歳の誕生日を迎えました。いつの間にか顔はすっかり白くなり、黄金色だった毛並も随分と白いのが混じってきました。人間の肉体年齢に換算すると68歳(1年で12歳、以降1年毎に7歳加齢)。引退の日は、そう遠い日ではないでしょう。残された機会はあと僅か。ひょっとしたら今回が最後になるかもしれない。ちょっと無謀な試みかもと思いつつも、一生忘れられない思い出をまた一つ心に刻み込んでおくために、今、やっときたいと思うのでした。

 スタートは13時35分ごろ。この週末を狙うかのように寒波が襲来しており、日中とはいえ冷え込みがきつい。ただ、水が思ったほど冷たくないのが救い。雪解けに比べれば、ですがね。
 今回、お付き合いいただくメンバーはにこちゃんです。いやー、ありがとうございました。

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 鉄橋はフツーの瀬だったので難なく突破できるはずでしたが、ラナが逆リーンかけたのでバランスを崩す。うーん、3ヶ月のブランクはラナにも強い影響を及ぼしているようです。てか、実はラナのほうが正しく、わたしが逆だったのかもしれませんが…。

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 次は森囲い。前半ラストに待ち構える巨大ホールは健在らしく、にこちゃん「前回わたし捕まりました! あっ、余計なこと言うてもた!」と微妙なコメント。夏に使っていた左岸ベタに抜けるルートをまず考えましたが、今日の水量だと浅くて難しそうな感じ。右ベタもいけますよってアドバイスを得ましたので、そちらを選ぶことにしました。はたして、巨大ホールに一直線。だまされたッ…? と一瞬動きが止まってしまいましたが、水平線ギリギリのところで右岸ベタが崩れているのが見え、すんでのところで回避。あと半艇ずれてたらアウトでした。

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 二段はいつも下るルートで問題なく通過。一段目のドロップを形成する隠れ岩が露出していました。二段目は巻きが強くってここも捕捉されると悲惨な目に遭いそうです。

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 大滝も夏ルートを選びましたが、失敗。浅すぎました。左岸側から右岸に寄せるのが正解みたいです。後半は、何が何だか分かりませんでした。夏季はもっとシンプルなスライダー状だったはずですが、落ち込みが連続し、右から左からウェーブが襲いかかってくる感じ。

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 いやー、渇水とはいえ凄まじい。さすが腐っても鯛というべきか。このカツカツな時期にこれだけ迫力を持った瀬を有する川は他にちょっと思い当たりません。
 ※本流の早明浦ダムはこの1週間午前中2〜3時間、夜間4〜5時間放流してました。ゼロの日が続くと水量はもっと減るかもしれません。

 さあ、いよいよ本日のメイン、曲戸です。えーと、最後に下ったのは確かお盆休みでしたっけ。今年の対戦成績は1勝1敗。夏に比べれば著しくパワーダウンしてますのでさくっといけるんやないかと思いつつも、なかなかふんぎりがつかない。
 こういう時は、陸の上からじっくり下見。右岸ルートが今回やたら狭く、船上で待ってくれているにこちゃんに左から? と聞いてみましたが、狭くても右らしい。

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 4ヶ月前の風化しつつあるイメージと、3ヶ月ぶりに握りしめるパドル。自信なんて全然湧いてきません。体もいよいよ冷え固まってきて、限界も近い。沈すると、マジヤバそう。
 腹を決め、右岸ルートから突入。右岸ベタから左側の岩の裏に回り込むように進入してドロップへ。ラナは、無事でした。次は奈落。いよいよやって来ました。左岸から流入してくるカレントが思ったより強く、ぐいぐい右岸に寄せられたせいで狙いの「スキマ」にはギリギリで到達。思い通りのコース取りができていても不安なのが奈落。ドキドキしながら運命のダーイブ。ラナがぐーっと背中に体重をかけてくる。
 パドルを前に押し出すと、隠れ岩にバウががすっと衝突。やや右に振られながら落下。ここで右に流されずに踏ん張って前に飛ぶのがいいんやったっけ。最後まで自信がないなあ(笑)。ばすんと鈍い音を立てて、無事に着水。背中には、ちゃんと気配が残ってました。やった!

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 残すは鮎戸のみ。前回はチキンしましたが、今回は…、しゃあない。しかし、自信がないのでまたまた陸上から下見しました。

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 一発目を耐えて、左岸寄りのきれいなルートを通ってクリア。後半部も侮れません。今年撃沈してますしね。左岸寄りから右岸側へ抜けてウェーブを回避。


★作成中


タグ:未完
ニックネーム ラナ父 at 04:57| Comment(2) | 四国>吉野川(大歩危・小歩危) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
ずっと更新されてなかったので、どうされたのかと思っておりましたが、ご無事でなによりです。

今年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎え下さい。
Posted by やまかわ at 2011年12月28日 08:11
こんばんは。
レス遅くなりまして大変失礼いたしました。
心折れてましたがまあ何とか無事ではあります。気が付けば年も変わってしまいましたね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年は紅葉峡チャレンジしましょう!
Posted by ラナ父 at 2012年01月01日 20:32